上げ止まった18歳人口が緩やかな下降カーブを描き始めた1992年の2年前、1990年にこの本は世に出た。読みどころは何と言っても、青年人口の減少に直面した1980年代のアメリカと中世のボローニャを結びつけて、高等教育の歴史に大きな補助線を引いてみせたとこ…
私が敬愛する喜多村和之さんの本から始めてみたい。 今日アメリカの大学の収入源のなかで、政府の援助や公費ではなく、私的財源に基づく寄付金の占める比率は四・八%(一九八〇−八一年度)と、金額的には大きいものではない。 隔世の念を禁じえなかった。 …
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